けにごろうのはじめてのソーシャルレンディング日記(旧)

「けにごろうのはじめてのソーシャルレンディング日記」の旧サイトです。2015年7月までの記事を掲載しています。新サイトはhttp://kennygorou931.blog84.fc2.com/です。

証券取引等監視委員会が、日本クラウド証券への行政処分を行うよう勧告しました

証券取引等監視委員会が、内閣総理大臣及び金融庁長官に対して、日本クラウド証券への行政処分を行うよう勧告しました。

勧告の詳細↓
http://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2015/2015/20150626-3.htm

証券取引等監視委員会が指摘しているのは、以下の2点です。

(1)分別管理を適切に行っていない状況
顧客預り金残高を正確に把握できておらず、適切な分別管理ができていない状況を継続させていた。
業務システムへの入力作業の遅延等に係る補正を完了させていないほか、顧客の出資金を匿名組合の営業者名義の銀行口座に送金するまでの間、当社銀行口座に滞留させている状況にあるにもかかわらず、顧客預り金として管理すべき金額に含めていない。

(2)顧客に対し必要な情報を適切に通知していないと認められる状況
取引量の増加等に伴い業務システムへの取引内容の入力遅延が発生したことにより、金銭の受渡しに係る事項を正確に記載していない取引残高報告書を交付しており、受渡状況等につき不適切な情報を顧客に通知している。

2項目ありますが、いずれも「業務システムへの入力作業の遅延」という言葉が入っており、これが原因と考えて良さそうです。
指摘内容をみる限り、少なくとも顧客資産を別の用途に流用したり、損失を隠したりといった意図的なものではないようです。

この勧告を受けて実際にどのような行政処分が下されるのかは分かりませんが、過去に金融庁が行った行政処分の事例を見てみました。↓
http://www.fsa.go.jp/status/s_jirei/kouhyou.html

比較的今回と近いと思われる事例としては、
 ・平成22年9月 外為どっとコム ←システム障害により業務改善命令および1ヶ月間の業務停止命令
 ・平成21年3月 楽天証券 ←システム障害により業務改善命令および1ヶ月間の業務停止命令
 ・平成21年3月 マネックス証券 ←システム障害により業務改善命令および1ヶ月間の業務停止命令
などがありました。

これを見ると、システム障害でも業務停止命令を受けている事例はかなりあります。
日本クラウド証券も、一定期間業務停止命令を受けることはあり得るのではないでしょうか。


日本クラウド証券は、指摘を厳粛に受け止め、必要な措置を講じるとのことです。
まず、一時的にクラウドバンクの新規口座開設の募集を停止するとアフィリエイト広告掲載サイト向け通知の中で明らかにしました。

<以下引用>
この度の勧告を受けまして、クラウドバンクは一時的に
新規口座開設の募集を停止するという判断をいたしました。

この度の勧告は、サービスの急激な成長に対して、内部管理体制の整備や
システム化が十分に進められていなかったことに起因いたします。

この期間を利用して、クラウドバンクを利用するお客様にとってより安心できる
内部管理体制と使いやすく満足度の高いシステム構築を進めて参ります。
<引用終わり>


今回の事態を受けて、改善がなされるまで新規投資を手控える投資家が当然増えるでしょう。
また、当面新規ファンドの募集も中止されるかも知れません。

個人的にはこれまでの分配金支払いなどに漏れやミスがなかったのか一番気になります。
しかし、WEB上で異動明細などから漏れがないか自分で確認するのは難しそうです。
異動明細には毎月借り手ごとに分配金の明細が表示されますが、ファンドの借り手の数が何社なのかそもそも非公開なので、漏れがあるのかないのかよくわからないのです。

以前の記事「クラウドバンクのシステムが改善されました」でも書きましたが、大前社長や社員の皆さんも以前からシステムおよび運用に改善が必要だという認識を持っていたことは間違いありません。
ただ、実際の対応が後手に回ってしまい、今回の事態に至ってしまったようです。

日本クラウド証券は、「横浜市との提携」「株式型クラウドファンディングへの一番乗り」など、積極的な攻めの経営姿勢が特徴です。
今回の事態は、その一方足元固めが追いつかなかったためのいわゆる「勇み足」ととらえて良いのか、あるいはもっと根本的で重大な問題を含んでいるのかは、今後の同社の対応を注視して判断する必要があるでしょう。

他社もこの件を他山の石として、同様の事態を引き起こさないように確実なサービス運営をしてほしいと思います。
もし同様の事態が他社でも発生した場合、融資型クラウドファンディング業界全体のイメージが悪くなり、投資家離れを招く可能性が高いでしょう。


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  1. 2015/07/04(土) 05:00:00|
  2. 日本クラウド証券
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日本クラウド証券がグローバルタスクフォースと提携し新たなファンド立ち上げ

日本クラウド証券がグローバルタスクフォースと提携し新たなファンドを立ち上げると発表しました。

クラウドファンディングを用いた「ニッチ産業再編支援&ベンチャー支援」 ~GTFと日本クラウド証券が総額100億円規模でハンズオン共同支援~

グローバルタスクフォース株式会社は上場企業の再編・再生やスタートアップの成長支援を行う会社です。

事業内容をみたところ、人材派遣や教育なども手掛けており幅広いようです。
ただ、社員数や資本金などは明記されておらず、会社の規模は良くわかりません。
また、MBA同窓生の支援も行っており、MBAホルダーの日本クラウド証券大前社長とその縁でつながっているのかもしれません。

融資型クラウドファンディングと株式型クラウドファンディングの両方を立ち上げる計画で、規模は総額100億円ほどとのことです。
現時点でクラウドバンクの累計貸出額は40億円ほどなので、それよりもはるかに大きな規模のサービスということになります。

また、2015年5月に解禁された株式型クラウドファンディングを実際に手掛ける初のサービスになるかもしれません。

<以下引用>
【支援スキーム概要】
<I型.融資型クラウドファンディング>
1.対象企業:電気・電子、素材・化学、機会・加工関連企業など
2.対象事業:各分野で世界トップシェアを持つニッチ事業
3.支援内容:(1)事業再構築費用
       (2)海外販路拡大費用・人材
       (3)新規投資費用
       (4)戦略的連携先獲得
4.支援規模:総額100億円(※)

<II型.株式型クラウドファンディング>
1.対象企業:スタートアップ・成長産業
2.対象事業:早期に世界市場を狙える事業
3.支援内容:(1)シード ~ アーリー段階の投資
       (2)成長追加投資の検討・実施
       (3)オープンイノベーション推進
       (4)戦略連携先の獲得
       (5)CFO・IR支援
4.支援規模:総額100億円(※)
<引用終わり>



プレスリリースを読んだ限り、様々な疑問が浮かびます。

・なぜ対象が「電気・電子、素材・化学、機会・加工関連企業」なのか、
・支援内容のトップに記載されているのがなぜ「事業再構築費用」なのか、
・「優れた技術・製品を持つ中堅中小企業」を対象とするとのことだが、技術のレベルを誰がどうやって評価するのか
 (クラウド証券、グローバルタスクフォース社にそうしたノウハウがあるのか)
・融資型はクラウドバンクの枠組みで募集されるのか、別のサービスとなるのか


いずれ詳細を聞く機会があればぜひ聞いてみたいと思います。

また、この件は2015年6月16日の日経新聞記事「小口投資の新ファンド 日本クラウド証券 中小へ計100億円」としても掲載されており、注目度は高いようです。



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  1. 2015/07/01(水) 23:01:38|
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クラウドバンクのシステムが改善されました

クラウドバンクのシステムが改善されました。

明細・履歴画面で、各明細がどのファンドからの分配金なのか明記されるようになりました。
また、末尾に分配金の合計額も表示されるようになりました。

クラウドバンク画面20150501

この対応により、返済遅延が発生した場合もすぐにわかるようになりました。
また、ファンドごとにいくら収益があがったかという実績もわかります。
(ただし自分で集計する必要はありますが)
さらに、分配金の明細の数を数えればファンドを構成する借り手の数も大体わかりそうです。

クラウドバンクのシステムについては、今回の改善点の他にも投資家から色々問題点が指摘されています。
残る大きな問題点としては
「銀行口座からの入金や分配金の入金、ファンドの募集状況などで、最新の状況がすぐに反映されないときがある。」
という点があります。
これは、仮に返済遅延が発生しても投資家にはわかりようがないという点で特に問題です。

以前お話を伺った際、大前社長はじめ社員の皆さんはシステムの問題を強く認識していました。
現状では投資家数、貸出の一層の拡大にとってはシステムがネックになっているということでした。
また、分配金や入金・出金の反映処理などで人手による部分も多く、運用の負荷が高いとのことです。
おそらくシステムの改善の必要性を一番切実に感じているのは社員の方々でしょう。

一度に全て修正するのは難しいかも知れませんが、今後も段階的でよいので引き続き改善していってほしいと思います。

大前社長によると、以前副社長を務めていたAQUSHでは、システムを作り込んだ結果、画面の見やすさや運用の自動化は実現したが、新たな機能を追加することが難しくなってしまったとのことでした。
その反省を踏まえてクラウドバンクではあまりシステムを作り込みすぎないようにしたとのことです。

私もシステム開発の仕事をしているので、確かにそのあたりのバランスが難しいのは理解できます。
個人的には、見た目はシンプルで機能も最低限でよいので、安定性と拡張性の高いシステムを目指して欲しいと思います。



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  1. 2015/05/02(土) 05:00:00|
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クラウドバンクが横浜市と協定を締結。中小企業の資金調達を支援。

クラウドバンクが横浜市と市内企業への資金調達支援に関する協定を締結しました。

融資型クラウドファンディング「クラウドバンク」が横浜市と協定を締結。中小企業の資金調達を支援。
横浜市とクラウドファンディング運営事業者3社が市内企業への資金調達支援に関する協定を締結(PDF)


(一番左がクラウドバンク代表の大前氏)

<以下引用>
市内企業の中には、チャレンジする意欲がありながら、事業規模が小規模なこと、事業の収益
性が見込みにくいこと、実績の少ない中小企業や新たな事業にチャレンジする起業家であること
などから、金融機関の通常の融資が受けられず、新たな事業に取り組むことができない場合があ
ります。
クラウドファンディング※は、こうした企業の皆様のチャレンジと、これに賛同する個人の皆
様を結び付けるものであり、市内企業の資金調達のひとつの選択肢になります。
そこで、このたび、クラウドファンディング運営事業者3社各々と、クラウドファンディング
による資金調達支援に関する協定を締結しました。本協定に基づき、クラウドファンディングを
利用しやすい環境づくりを進め、市内企業の新たなチャレンジを積極的に支援していきます。
<引用終わり>


横浜市はクラウドバンクの他に、購入型クラウドファンディングのMakuakeとFAAVO 横浜とも協定を締結しました。

横浜市は、市内企業向けガイド配布・セミナー開催、市民向け広報等を通じてクラウドファンディングの認知度の向上を図るとのことです。

一方で、クラウドバンクは、以下の施策を通じて市内の企業への融資を促進します。
 ・市内中小企業向け専用ファンドの立ち上げ
 ・市内中小企業向け融資型クラウドファンディング活用セミナーを横浜市で無料開催
 ・横浜市主催セミナーへの無償協力


いずれクラウドバンクで「横浜市中小企業ファンド」といった案件が募集されるのでしょう。
クラウドバンクにとっては大きく貸し出し対象を広げるチャンスとなりそうです。
また、知名度・信用度の向上にも貢献するでしょう。

このように自治体と連携することで貸出対象が広がれば、投資家にとっても貸出先の選択肢が広がる・金利が上昇するといったメリットがあるかもしれません。
今後の展開に期待したいと思います。






  1. 2014/12/27(土) 05:00:00|
  2. 日本クラウド証券
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【クラウドバンク】夏のボーナスキャンペーン(金利7.0%)を募集開始

クラウドバンクで「夏のボーナスキャンペーン」として好条件の案件が募集されています。

夏のボーナスキャンペーン

<案件概要>
中小企業支援型ローンファンド 33号
・募集期間:2014年7月18日 〜 2014年8月1日
・運用期間: 6ヶ月
・税引前予想投資利回り: 年率 7.0%
・募集目標金額 ¥100,000,000

5月に貸出総額3億円突破・6月に5億円突破キャンペーンを実施していましたが、金利・運用期間はそれらと同様です。
毎月キャンペーン案件を出す方針なのでしょうか。
定期的に7%の案件が出るのであれば大変ありがたいのですが。

また、maneoでは久しぶりにmaneoの虎案件が募集されます。

【maneoの虎 第4弾】たまプラーザ ハワイアン飲食店開業案件への投資

<案件概要>
金利:10.0%
貸出期間24カ月
募集金額:500万円
募集開始日時:2014/07/22 12:00:00
投資可能金額 ¥10,000 ~ ¥300,000
投資家優待:投資家全員にお食事代10%割引券
10万円以上を投資された方には、さらに前菜のサービス券

こちらも好条件ですが、募集金額が500万円と少ないのでおそらくすぐに完売となってしまうでしょう。






  1. 2014/07/19(土) 13:05:13|
  2. 日本クラウド証券
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当サイトについて

当サイトでは、「けにごろうのはじめてのソーシャルレンディング日記」の2015年7月までの記事を掲載しています。 最新の記事は、下記のリンクよりご参照ください。
「けにごろうのはじめてのソーシャルレンディング日記」(新)
2015年8月にブログのテンプレートを変更した際、過去記事の一部の表などが表示されなくなってしまったため、過去記事を当サイトに移動しました。

プロフィール

kennygorou931old

Author:kennygorou931old
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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